金沢21世紀美術館交流課

「金沢21世紀美術館交流課note はじめました!」 新しい出会いや繋がりを皆さんと一…

金沢21世紀美術館交流課

「金沢21世紀美術館交流課note はじめました!」 新しい出会いや繋がりを皆さんと一緒に創り出すため、スタッフ8名がレポートや批評を発信していきます。どうぞご覧ください。

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わたしたちが書いてます 〜「金沢21世紀美術館交流課note」について

私たちは石川県金沢市にある金沢21世紀美術館(愛称:まるびぃ)の交流課のスタッフです。この記事ではこの美術館と交流課のわたしたちについて紹介します。 金沢21世紀美術館の全景(撮影:石川幸史) 金沢21世紀美術館(まるびぃ)って? この美術館は上空から見るとホットケーキのようなまるいかたちをしています。円の中ほど(下の図の水色部分)にあるのが展覧会ゾーンで、その周り(白い部分)が交流ゾーンです。 交流ゾーンを歩いていくと、無料で見られる展示室や恒久設置作品をはじめ、貸し

    • 2022年春の美術館写真散歩:桜の小径

       キムラタケシです。この記事では金沢21世紀美術館(まるびぃ)の広場の写真散歩、2022年4月の桜の様子をお届けします。  例年、4月の初めになると金沢のまちなかで桜が見頃を迎えます。兼六園や金沢城公園からこの美術館広場にかけて桜の景色が続いていて、たくさんの方がゆっくりと歩きながら花を楽しむ様子が見られます。  地元のみなさんのお昼休みや朝夕の散歩、遠くからの観光のみなさんのそぞろ歩き。美術館の外壁がガラス張りなので、館内の廊下からも広場の桜が眺められます。  キッズス

      • 2022年冬の美術館写真散歩:雪の小径

        キムラタケシです。3月に入って少しずつ春の気配がふくらんできましたね。 今回の記事では金沢21世紀美術館の広場の様子から、この冬を振り返っての雪景色をお届けします。 この記事トップの写真は2021年12月16日の様子。金沢市役所の方から美術館を眺めたところ。手前にある球体のパビリオン「まる」が粉砂糖をかけたシュークリームのように白くなっています。右にはフロリアン・クラールの《アリーナのためのクランクフェルト・ナンバー3》が3基、雪割草のように首をもたげて見えます。 広場はこ

        • たたき染めで作ろう!「藍の葉バッジ」  〜まるびぃ工作パラダイス! その4

          ●「葉っぱのぬいぐるみ」を作ってバッジにしよう!「たたき染め」の手法で藍の葉っぱの姿を布に染め写して、葉っぱのぬいぐるみのようなふっくらした布バッジを作ろう! (今回は針と糸で縫わずに接着剤を使います。) ●「藍の葉バッジ」の作りかた〜動画で紹介(約4分) ●「藍の葉バッジ」の作りかた〜写真で紹介用意する道具:ハンマー、はさみ、布用接着剤 (あると便利なもの:わりばし、鉛筆、洗濯バサミなど) 材料:染める布(平らで薄めの木綿布)、わた、安全ピン 準備:まず、たたき染め

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        わたしたちが書いてます 〜「金沢21世紀美術館交流課note」について

          アーティストと美術館で「温床」を作ったら[まるびぃ みらいカフェ レポート001]

          美術館で「温床」? なんだか悪巧みをするのか、あるいは農作業に明るい方は「苗でも植えるの?」と想像してくださる方もいらっしゃるかもしれません。いずれにしても少し美術とは関係のない言葉のように聞こえます。申し遅れました、金沢21世紀美術館交流課の森です。 金沢21世紀美術館(愛称:まるびぃ)は開かれた美術館を目指しています。この交流課noteも美術館の職員がエッセイを書くことで、「開く形」を模索するものです。 様々な取り組みのうち、「まるびぃ みらいカフェ」というプログラム

          アーティストと美術館で「温床」を作ったら[まるびぃ みらいカフェ レポート001]

          求ム!美術館で発見と交流をはぐくむ人たち [365日オープンまるびぃ その3]

          金沢21世紀美術館では開かれた美術館を目指して様々な事業を行なっています。そんなまるびぃ(金沢21世紀美術館の愛称)をオープンにしていく取り組みを紹介し今後を考えるこのシリーズ、今回は「美術館で発見と交流をはぐくもう!」と呼びかけている「まるびぃ みらいカフェ」についてご紹介します。担当は金沢21世紀美術館交流課の森です。 「まるびぃ みらいカフェ」メンバー募集しますこのnoteでご紹介する「まるびぃ みらいカフェ」ではこの春に2021年度のメンバーを募集します。 下の2つ

          求ム!美術館で発見と交流をはぐくむ人たち [365日オープンまるびぃ その3]

          春の美術館写真散歩:花、はな、ハナ♫

          サクラにツバキにユキヤナギ… この記事では花あふれる春の美術館広場を紹介します。 キムラタケシです。まるびぃ(金沢21世紀美術館)の広場では、3月後半から4月前半にかけていろいろな花の咲く景色が見られます。 以前の記事でも書いたように、この美術館の敷地にかつて金沢大学附属学校があったことや旧い茶室が移築されていることなどから、広場には多くの種類の草木があり、春先から園路のあちこちで花が咲きはじめます。 西口(金沢市役所側)から広場に入って時計回りに建物の周囲を歩いた様子が

          春の美術館写真散歩:花、はな、ハナ♫

          「ねりごむスタンプ」で描く版画・身近なものの凸凹をスタンプにしよう 〜まるびぃ工作パラダイス! その3

          ●「消しごむ」で「描く」!? これは「ねりケシいじり」と「スタンプづくり」がまとめて楽しめるという、私にとっては無限に楽しめる(!?)夢のような絵の描きかたです。 この記事は金沢21世紀美術館エデュケーター・キムラタケシが、キッズスタジオの週末プログラム「ハンズオン・まるびぃ!」での活動風景とともに、家庭で子供も大人も一緒になってワイワイ楽しめる工作を紹介します。 あなたは「ねりけし」好きですか? 「練り消しごむ」とか「ねりごむ」とか呼ぶ、あれです。僕は大好きです。 小

          「ねりごむスタンプ」で描く版画・身近なものの凸凹をスタンプにしよう 〜まるびぃ工作パラダイス! その3

          VOICE of ART

          インタビュー02:大岩オスカール 1965 年ブラジル、サンパウロ生まれ。現在、ニューヨーク在住。 1989年サンパウロ大学建築都市学部卒業。1991年、東京に活動の拠点を移す。 1995 年デルフィナ・スタジオ・トラストのアーティスト・イン・レジデンスに てロンドンに滞在。2001 年アジアン・カルチュラル・カウンシル(ACC)および ジョン・サイモン・グッゲンハイム記念財団フェローシップの助成を受け、2002 年ニューヨークに拠点を移し、現在同地在住。主な展覧会に「第 2

          雪の美術館写真散歩:どんな形、どんな色?

          あなたは雪の日を楽しめる美術館といえばどこを思い浮かべますか? 私はこの金沢21世紀美術館も、なかなか雪の日に合うのではと思います。 写真は2018年2月8日の金沢21世紀美術館の雪景色です。 この記事はキムラタケシが送る金沢21世紀美術館の写真散歩、今回は広場の雪景色の巻です。 雪に生まれる、かたちの世界 2021年1月上旬には雪景色となったこの美術館、1月9日朝は芝生の広場で35cmほどの積雪となりました。 まるびぃでは広場が雪野原になると、時おり雪だるまが生まれ

          雪の美術館写真散歩:どんな形、どんな色?

          まちの広場をみんなでつくる     [365日オープンまるびぃ その2]

          金沢21世紀美術館では開かれた美術館を目指して様々な事業を行なっています。そんなまるびぃ(金沢21世紀美術館の愛称)をオープンにしていく取り組みを紹介し今後を考えるこのシリーズ、今回は「まちの広場をみんなでつくる」というコンセプトの「まるびぃArt-Complex」についてご紹介します。担当は金沢21世紀美術館交流課の森です。 「まるびぃArt-Complex」は金沢21世紀美術館の広場や交流ゾーンを独創性に富んだ活動を行う人たちとヒト、コト、モノが複合的(complex)

          まちの広場をみんなでつくる     [365日オープンまるびぃ その2]

          日々交流日記_2020年12月6日

          「高校生限定 劇的!バスツアー」inオーバード・ホール去る12月6日、「タニノクロウxオール富山2ndstage 笑顔の砦’20帰郷」演劇公演を鑑賞するため、高校生、ユース、舞台関係者、スタッフ、ナビゲーター総勢20名で富山駅前に立地するオーバード・ホールへ出かけました。 ➡「笑顔の砦’20帰郷」特集ページhttps://www.aubade.or.jp/static/special/egaonotoride/ 舞台芸術鑑賞事業の一環で昨年度からスタートした「高校生限定 

          日々交流日記_2020年12月6日

          みんなとシアター21〜目の見えない人と映画鑑賞(実践編)

          金沢21世紀美術館の地下1階にあるシアター21で2020年11月21日(土)と22日(日)に開催したフィルム映画祭において、19名の学生運営メンバーとバリアフリー音声ガイドを取り入れたレポートをお届けします。      ※前回の記事(準備編)はこちら↓ 初日前日、東京から平塚千穂子さん(CINEMA Chupki TABATA、バリアフリー映画鑑賞推進団体シティ・ライツ代表)が到着し、音声ガイドの操作方法や目の不自由な方への案内方法を学びました。 音声ガイド用のラジオは片

          みんなとシアター21〜目の見えない人と映画鑑賞(実践編)

          (劇評#2)「続けること。受け継がれていくダンスのDNA」:バレエノア 『紙ひこうき(改訂版)』を見て

          金沢21世紀美術館芸術交流共催事業「アンド21」2020年度採択事業 バレエノア『紙ひこうき(改訂版)』 2020.9.21-22 金沢21世紀美術館 シアター21  撮影:林田きみゑ  2020年はパンデミックとその犠牲者への喪の年だったと歴史に記憶されると思うし、「ステイホーム」の大号令の下で自由な移動を制限されるというおよそ経験のない経験をした。春先から夏にかけては、劇場や音楽堂に行くことは不要不急と見なされ、舞台公演が軒並みキャンセルとなる中で、オンライン上で世

          (劇評#2)「続けること。受け継がれていくダンスのDNA」:バレエノア 『紙ひこうき(改訂版)』を見て

          今日からはじめる移住生活!?「あたまの家」を作ろう!               〜 まるびぃ工作パラダイス! その2

          みなさんは「移住したいな〜」って思うこと、ありますか? 僕は最近、天気がずっと良くて広い河原の見えるところに移住して、一週間くらい焚火で芋煮を煮込み続けていたいです。 この記事は金沢21世紀美術館エデュケーター・きむらたけしが、キッズスタジオの週末プログラム「ハンズオン・まるびぃ!」での活動風景とともに、家庭で子供も大人も一緒になってワイワイ楽しめる工作を紹介します。 移住、してますか? 今回紹介するのは家の形の簡単な作りかたですが、じつは「移住」のための工作なのです。も

          今日からはじめる移住生活!?「あたまの家」を作ろう!               〜 まるびぃ工作パラダイス! その2

          アートライブラリーから見る風景 2020.12.04

          みなさん、こんにちは。 アートライブラリースタッフの小孫です。 美術館の賑わいも少しずつ戻ってきていると感じるこの頃です。 アートライブラリーに向かう途中、館内の様子を見ると、友達と楽しそうに歩いている人、家族で座ってお話をしている人など、多くの人が美術館で過ごしていて、以前より人の賑わいを感じます。 また、美術館の丸いかたちに沿って歩いていると、一面ガラス張りなので、外の景色も目に入ります。最近は晴れたり、雨が降ったり、と天気の変わりやすい季節ですが、空気も澄んでいて気持

          アートライブラリーから見る風景 2020.12.04