君の手が超一流のスポーツ選手に変身!! 「アスリー手になろう」 〜 まるびぃ工作パラダイス! その1
― 走るのは苦手でも…手なら、超スピードの100m走選手になれる!?
― 泳げなくっても、…手なら、ミラクル技をキメるサーファーになれる!!
この記事は金沢21世紀美術館エデュケーター・きむらたけしが、キッズスタジオの週末プログラム「ハンズオン・まるびぃ!」での活動風景とともに、家庭で子供も大人も一緒になってワイワイ楽しめる工作を紹介します。
自分の手を華麗なトップアスリートに変身させよう!!
今回紹介するのは、2020年夏に開催された展覧会「de-sport : 芸術によるスポーツの解体と再構築」にあわせて行ったプログラム「手のスポーツ選手!? アスリー手になろう」です。手のスポーツ選手だから「アスリー手(て)」。 ステイ・ホームな時期にも楽しめるスポーツの形って、こんなのかな? とスタッフで見本の作品やPVを作ってきました。これを読んだ皆さんにもぜひ、家族や仲間でわいわいと楽しんでもらえると嬉しいです。
まずはPVをご覧ください!
アスリー手の材料と作りかた
[材料]ポリエチレンの手袋…1枚、プリンタ用のシール紙や色画用紙など、油性ペン、クリアテープ(OPPテープ)、両面テープ、などなど
[作りかた]
①自分の手首をどんなスポーツ選手に変身させるか考えよう。
まず手の形をよーく見て、指を曲げたりのばしたりして身体の形を想像しよう。
どこを脚や腕にしようかな?
手のひらと手の甲、どっちを体の前にする?
顔をどこにつけようかな?
②ポリエチレン手袋に、顔やユニフォームなどを紙に書いて貼ったり、油性ペンで描いたりして自分の「アスリー手」を完成させよう。
ボールやグラブ、ラケットなどの道具も合わせて作ろう。
③君の「アスリー手」の誕生だ!テーブルや床の上をフィールドにして競技したり、動画で撮ったりして楽しもう!
そして今回のこの「アスリー手になろう!」、キッズスタジオではテーブルの上にビニルテープでサッカーコートや陸上トラックのラインを引いていました。兄弟でサッカーのゲームで熱くなる様子は、さながら「リアルサッカー盤」!? バスケットボールのシュートやハードル走にチャレンジしたり、テーブルは夢が無限に広がるフィールドですね〜。
工作のワンポイント
1. 手の向きや、どの指を使うかなどはPVを参考にしていろいろためしてみてください。自分の手の新たな可能性に気づくかも?
2. ポリエチレン手袋は、あれば「内エンボス」タイプの、細かい粒状の凸型が内側に出ているタイプがよいです。外エンボスだと内エンボスに比べて表面に貼ったシールがはがれやすいようです。
3. 子供サイズのポリエチレン手袋もネット通販などで見られます。同じサイズ表記でも商品によって指の太さ長さ、形にも違いがありますね。
4. プリンタ用のシール紙はA4判でノーカットのもののほか、円形にカットしたものなどいくつかあるといろいろな工作に使えます。
5. ポリエチレン手袋に描くペンは、油性または水性顔料タイプのものを使いましょう。水性染料タイプのいわゆる水性サインペンは不向きです。
6. ビニルテープをテーブルの表面に貼ってラインを引くときに、引っ張ってのばしながら貼ることで曲線も描けます。サッカーコートの真ん中の円や陸上のトラックのカーブも描けますよ。
(木村健/エデュケーター)
※見本・PV・作りかた説明制作:キッズプログラム・アシスタント