見出し画像

アートライブラリーから見る風景 2020.11.03

こんにちは。
金沢21世紀美術館アートライブラリー担当の小孫です。

みなさん、金沢21世紀美術館にアートライブラリーがあるのはご存知ですか?
アートライブラリーは、美術関連の資料に出会える図書室です。

アートライブラリーの様子を、私(スタッフ)の目線からお伝えしていきます。
どうぞ、よろしくお願いします。

金沢21世紀美術館との出会い

アートライブラリーについてお伝えする前に、私と美術館の出会いについてお話しさせていただきます。

私は金沢で生まれ、金沢で育ちました。
生活環境に大きな変化もなく、少しずつ変わっていく街の風景を見ながら育ちました。

金沢21世紀美術館が開館されたとき、私は小学4年生でした。
地元に丸い大きな建物ができた!と思ったことを覚えています。

開館された2004年にミュージアムクルーズに参加し、金沢21世紀美術館とはじめて出会いました。
事前に、美術館について先生から教えてもらい、「まるびぃ、まるびぃ」と友達と言っていたのを思い出します。
(まるびぃ・・・丸い美術館、金沢21世紀美術館のこと)

高校、大学では美術学科のある学校に通い、卒業展示は美術館で展示をさせていただきました。

金沢21世紀美術館は、私の日常の風景になっていました。

画像2

美術館で働きはじめる

今年度から金沢21世紀美術館で働くことになり、担当となったのがアートライブラリーでした。

高校、大学と美術について学んでいましたが、図書についての知識はなかったので、少し不安でした。
しかし、アートライブラリーに来室されるお客さまは、図書の質問だけでなく、美術館のこと、金沢市内の情報など、様々な質問をされます。
お客さまの知りたいことをしっかりとお届けすることが、大切なことだと実感しています。

アートライブラリーのスタッフは、常にカウンターにいるので、来室者とお話しする機会が多くあります。

画像1

今のライブラリーについて

今年は新型コロナウイルスの影響で美術館が休館になりました。
再開館してからも、静かな日が多くなりました。
アートライブラリーも来室者は少なくなりましたが、ゆっくりと読書される方が増えたように感じます。

アートライブラリーに来室される目的は様々だと思います。
展覧会出展作家の本を読みたい方、本の表紙に惹かれた方、スワンチェアに座りたい方、部屋の雰囲気を楽しみたい方など。

どのような目的で来室されても、みなさんが心地よく過ごせる空間づくりを心がけています。


ここまで、これまでの美術館と私についてお話しさせていただきました。これからはアートライブラリーで過ごす中で見つけたことや感じたことなど、わたしの見ている風景をみなさんに紹介していきます。子どもから大人まで、多くの方がアートライブラリーに来室するきっかけになればと思います。

みなさまのご来室、お待ちしております!

小孫ちさと(金沢21世紀美術館 アートライブラリー担当)

みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!