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2022年春の美術館写真散歩:桜の小径

 キムラタケシです。この記事では金沢21世紀美術館(まるびぃ)の広場の写真散歩、2022年4月の桜の様子をお届けします。

 例年、4月の初めになると金沢のまちなかで桜が見頃を迎えます。兼六園や金沢城公園からこの美術館広場にかけて桜の景色が続いていて、たくさんの方がゆっくりと歩きながら花を楽しむ様子が見られます。
 地元のみなさんのお昼休みや朝夕の散歩、遠くからの観光のみなさんのそぞろ歩き。美術館の外壁がガラス張りなので、館内の廊下からも広場の桜が眺められます。

 キッズスタジオやアートライブラリーでゆったりと座って桜並木を眺めることも。

桜をたどって、美術館をひと巡り

 今年の広場の桜の通り抜け気分をビデオにしました。西側の市役所口前の大きなソメイヨシノから南へ回って、辰巳用水沿いの園路の桜へと通り抜けます。(再生時間:約2分16秒)

 南の園路ではソメイヨシノの並木の下にユキヤナギが続いています。青空にソメイヨシノの花の淡いピンクの色、その下にユキヤナギの純白の花と鮮やかな黄緑の葉が並びます。この光景が見られる一週間ほどを私も毎年楽しみにしています。

色や花の形もいろいろな桜があります。
東側の大きな松の近くには濃い紅色の桜が見えます。

 茶室の前には淡いピンクの枝垂桜があります。

 西側の市役所口前には大きなソメイヨシノがあります。館内の市民ギャラリーのそばのベンチからもよく見えます。
(上の動画のサムネイルになっている桜です。)

枝垂れ桜に、八重桜に… 桜の満開リレー

 今年の広場のソメイヨシノは4月10日ごろまで満開が続きました。ソメイヨシノが葉桜となるころ、遅咲きの桜が見ごろになります。

 下の写真は広場西側の市役所口から見た光景。上の写真で満開だった大きなソメイヨシノが葉桜になっています。その向こうがわに、濃い紅色の花の桜が並んで見えます。右奥には、SANAA設計の光のパビリオン「まる」が見えます。

 南へと園路を歩くと枝垂れ桜や八重桜がちょうど見頃に咲いています。
 木々の間には銀色の恒久設置作品、フローリアン・クラール《アリーナのためのクラングフェルト・ナンバー3》が点在しています。

 南側園路から眺める八重桜と美術館。館内の情報ラウンジが見えます。

 市役所側、芝生の斜面の枝垂れ桜。

 美術館の敷地の南側に流れる辰巳用水。住宅地との間にありますが、浅く澄んだ水が流れています。橋の回りでは、時々小魚の群れも見られます。

 4月下旬になり遅咲きの桜の時期も過ぎると、樹々の葉や芝の新緑が映える初夏の景色へと移っていきます。ぜひみなさんも美術館散歩をしながら、その日ならではの「お気に入りの景色」を見つけてください。
(木村健)


▼昨年(2021年)の桜の季節の記事はこちらです。



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